ハート

若年者から高齢者まで

女性

発症しやすい世代

基本的にうつ病は気分が重く沈み込んでしまい、その心境がいつまでも続く状態です。心療内科や精神科ではその治療が受けられますから、もしもその兆候を感じた時は、診断チェックを受けるつもりで気軽に相談してみましょう。うつ病は大人が発症するといった印象もありますが、その種類は多岐に渡り、思春期固有のうつ病もあるため、大人だけが患うとは限りません。思春期には、この時期ならではの悩みが多く、時には元気が消えて気分が必要以上に落ち込む場合も見られます。ですが思春期の場合、それも長続きせず、途端に元気になるなど、心のバランスが乱れやすいのが特色です。思春期のうつ病がほかと大きく異なる点は、一般的な症状が出ない代わりに、暴力や反抗、もしくは自傷行為として発症するのが、この時期特有の症状となっています。ただの反抗期だと勘違いして放置しますと、引きこもりや不登校を誘発する可能性がありますので、心療内科や精神科での診断を検討するのが大切です。また、思春期を過ぎた若い世代の方でもうつ病になる可能性があり、五月病はその1つとして知られています。入学や就職によって新しい生活をスタートした後、五月の大型連休を境にやる気が消えたり、気分がふさぎ込んだりすることから、五月病と呼ばれています。研修期間がある新入社員では、6月あたりにこの症状が出るため、6月病と称されるケースもあります。何れも公式な病名ではなく、適応障害や、軽度のうつとして診断されることが少なくありません。新しい生活環境に対応しきれず、ストレスが心の負担になって発症するのが主な原因です。あるいは入学や就職を大きなゴールとして掲げていた場合、それを到達したことで目標を喪失し、次の目標を見い出せないことから気力も消えて、発症するパターンもあります。ただし社会人の場合は、転職も含め、ビッグプロジェクトや沢山の業務をこなして燃え尽きてしまうケースもあります。心当たりがある時は、心療内科や精神科で診断を受けるのが賢明です。中年世代になりますと、更年期のうつ病も見られるようになり、ホルモンバランスが急激に乱れることから、女性に発症する傾向が高くなっています。閉経期と重なる場合では、通常の更年期障害と誤認しがちですが、実際はうつ病だったというケースも少なくありません。そのため外来で内服治療を続けておりましても、まるで治る気配がない時は、心療内科や精神科で診断してもらうのがベストです。もしも不眠や気分の沈み込みが半月以上続いていましたら、早めに受診しておきましょう。さらに、女性は妊娠に伴って、殆どの方がマタニティーブルーを経験されますが、産後に再発したり、マタニティーブルーが出産後も続いたりするのなら、それは産後のうつ病かも知れません。これも女性特有の症状ですから、早めに心療内科や精神科を訪れて診断を受けましょう。そのほか、女性は職場のストレスで心の病を患うだけでなく、主婦でも心身の負担から発症しやすい場合があります。そして高齢になりますと、生活環境の大きな変化で心にダメージを負った場合、それを起因として老人性うつ病を患う傾向があるのです。頭痛や肩こりや吐き気など、身体各所に痛みを伴う疾患が出ましても、心因的原因を取り除かなければ改善は難しいため、この場合も早めの受診がポイントになります。一方、診断を受ける際は身体疾患がメインなら心療内科を受診し、精神疾患がメインなら精神科を受診してください。